また日本の仲人さんとの打ち合わせ等で、独身時代に見えなかった色々なことを知るようになりました。

２０年位前までは４０才男性の未婚率は５％ぐらいでしたが、今年あたり２０％になっているのではないでしょうか。必死になって相談所やパーティーに参加していた３０台後半。一般的には、相手に条件をつけすぎるとか、自分にあう相手を見つけたいとこだわりが過ぎると言われています。

以前読んだ本に、父が息子に言った言葉が印象的でした。いい加減に相手を決めてあとは、台湾でもフィリピンでも好きなだけ女遊びすればいいんだ。随分乱暴なアドバイスだと思っていましたが、自分は最近その真意が分かってきました。結婚は１つの通過点、その後の何十年の夫婦の積み重ねの方がよっぽど重要だってことです。「新婚さんいらっしゃい」でも結構悩みが多いんですね。夫婦間の波風や将来の話し合い、喧嘩等の色々な悩みを考えると、結婚にたどり着くまでの悩みなんて、くだらないことだったんだな、と思うようになりました。

でも独身時代は、理想の相手と結婚したい。妥協はしたくない。そう考えていましたよね。でも理想の相手と結婚したら、理想の結婚生活をおくれますか?本当に相手を分かろうとすれば、1週間ぐらい同棲してみないと分かりませんよ。それに自分の気に入った相手に断られて落ち込んだり、腹が立ったりするでしょう。相手は相手で自分の都合で断っているのですから、相手の女性を恨んでもしかたありません。つまりあなたと結婚しても私幸せじゃありませんと言われているのと同じです。外見で相手を判断する癖のある人は、外見で断られても仕方ありません。

少なくとも４０才ぐらいになったら、相手の立場で自分を観察する能力がなければ、仮に結婚できても、離婚するか「結婚は人生の墓場」を体験することになるでしょう。相手が自分に何をもとめているか、いつもアンテナをはりめぐらして下さい。

独身の男性に聞くまでもありませんが、妥協したくないというのは女性の容姿、条件等ではありませんか。仲人さんが、とんでもない相手を連れてきて、がっかりしたというのは、実は第３者的には２人は釣り合っていると見られているんですね。つまりどういう相手が釣り合うか本人にはわからないんですね。私が若い頃に見合いした相手も、物足らないと乗り気にならなかったのですが、その後の１０年付き合った女性と比較するとやっぱり釣り合っていたのかなと思います。

でも昔を振り返っても後戻りできません。いつの場合も自分だけの都合で相手を選べません。「２０台前半と結婚したい３０台後半の男性たち」と言う名の掲示板がありましたが、お互いの希望が一致しないと結婚できません。理論的にはわかっていてもなかなか自分の場合は違うんだと淡い自信を持っているようです。

でも１回でも結婚した人は違いますね。一応国際結婚に関心のある独身男性から多々メールをいただきますが、結婚歴ナシの独身と結婚歴ありの独身とでは、相当女性に対しての感覚が違います。

40台独身男性の傾向は、もう結婚なんか諦めたと、駄目かもしれないがあきらめていないの二通りです。そのあきらめていないをまた３つに分類すると。国際結婚でもいいから結婚したいが、資金が無い。国際結婚でもいいから結婚したいが、世間体を気にして踏み出せない。日本人と結婚できる可能性は低いが、国際結婚はしたくないと言う人です。国際結婚を否定する方からあまりメールを貰ったことがありませんが、優柔不断な人のメールは多いですね。女性に対して高飛車な態度をとれない優男君は中国ではモテモテなんですよ。自信を持ってください。周りが何と言おうと自分を必要としてくれる人との２人の世界が人生で一番大切です。遅くまで待った甲斐があったね、私は、そんなふうに言われました。みなさんも其の様に言われて欲しいです。

以前大阪の結婚相談所へ通っていたとき、女性のファイルに中国人女性も沢山のっていましたが、あまり真剣に見ていませんでした。会社を休んで、ビザとって中国大使館へいって、・・・面倒だな。しかしこう言っては何ですが、最後にこだわって何十回も電話していた日本人女性よりずっと良かったですよ。まあ結婚ってものは、したらしたで妥協すべきことがでてくるというか、あるがままを受け入れる精神がないと長続きしませんね。日本語を覚えるまで２年のハンデがあるってところでしょうか。

そうそう国際結婚を否定する方にも意見が必要ですね。妻が日本に着た時の感想をお知らせしましょう。女学生は短いスカートはいて、夜は携帯もってコンビニ等にたむろしてこんな不健全なので将来大丈夫?日本の方が先進国なんだからつべこべ言うなともいえませんね。日産自動車が奇跡のＶ字回復を果たしましたね。これって日本人同士の仲良しごっこではありえないことです。自分の生活のエリアを抜け出した外から見て対処することが大切です。

バブル崩壊後の最安値を更新したとか、失われた１０年という言葉も最盛期のことを基準にした考えです。鉄鋼生産高もパソコン出荷額も中国に抜かれてます。いいかげんに現状を受け入れた対策を考えるべきではないでしょうか。私のホームページのリンク集に英国の高校生の日本人の国際化の意識の遅れを指摘したものがありました。大英帝国の過去の歴史が学生の心の中でも誇りになっているのでしょうね。まだ日本は英国には見下される立場なんですね。

話が逸脱しましたが、結婚は自分の幸せためにするものであり、世間体を気にする事はナンセンスだと締めくくりましょう。最近日本の国家破産の本がよく出ていますね。頭のいいヤツが生き残るのではなく変化に対応できるものが生き残る。結婚と同じです。掲示板、読者の広場においても皆様の疑問にこたえ、人生の伴侶を得るノーハウとしてお伝えして行きたいと思います。

追伸  中国人女性につきましても男にちやほやされてきた美人は扱いにくいのは日本人と同じだと伝えておきましょう。性格のバランスを重視して下さい。