年の差結婚が可能な訳
 日本的な感覚からすれば20代の未婚女性が40台の男性と結婚を望むな んて、何かおかしいと思うところですが、国際結婚にに限って言えば決 してめずらしいことではありません。

 中国では年齢が若いと見下されることがあるので、教養があり落ち着 きと貫禄が出てきた40代は信頼度が違います。
 入会面接で20代半ばの女性に「若い男性のほうがいいのではないです か?」と質問したら、辛らつな言葉が返ってきました。「30歳前の男性 なら中国男性のほうがハンサムですから、そちらを選びます。」
 
確かに、中国で見ていると若年層は中国青年のほうが見た目に限って言 えば圧勝という感じはします。ところが、中年と呼ばれる世代になると 日本男性のほうが若々しく見えます。こういってはなんですが、中国男 性は生活がにじみ出て貧相に見える場合が少なくありません。

 生活が安定して、人間的にも落ち着いてくるのは30代半ばからでしょ うし、それらが安定していない若い男性に将来をゆだねるのでしたら、 同じ国の男性に将来を託したほうが良いと考えているようです。
中国はこれからまだまだ進歩する可能性を秘めているので、現時点でよ い条件を備えていない日本男性には冷たい視線が注がれてしまいます。
 
日本人はいたずらに若さを追い求めがちですが、中国では年齢がまとっ てきた経験や人生ということを大きく評価してくれます。

 中国に限ったことではありませんが、受け入れられない男性は「大酒 のみ・ギャンブル・麻薬をやる人」です。麻薬は別格として、大酒のみ とギャンブルに関しては生活や人生が破綻するほど熱心にのめりこむ人 が多いので、かなり厳しくチェックされる項目です。

 一昔前なら夫の家族との折り合いが悪くて離婚という例が多かったよ うですが、このところ離婚理由で最も多く挙げられるのが酒とギャンブ ルのようです。

 仕事で成功して金回りが良くなると、飲む打つ買うに走るのは世の殿 方の常なのですが、大陸の殿方はスケールが違います。浮き沈みを恥と 思っていませんから、これでもかと破滅に向かって突進してしまうよう です。ま、だいたい沈んだまま再び浮かび上がっては来ないようですが 、ここ何年か経済成長であぶくのような男性が浮かんでは消えているよ うです。

 自制心があり、抑制のできる日本男性に希望を見出す気持ちもわかり ます。40代以上の日本男性の人気が高いのも、そういった安心感があ るからでしょう。
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